昨日(6月2日)、公園の女子トイレに捨てられていた兄弟猫たち3匹を、つくば市役所の倉庫から引き取ってきました。幸い、健康状態も良好で、なんとか生きてゆけそうな月齢を迎えています。
茨城県動物指導センターに回収されてしまえば、その大半が焼却炉の中に消えていく運命にあります。処分される猫の85%がこうした生まれたての仔猫なのです。
19年度、全国で約21万匹の猫が処分されていきました。
幼いからといっても、喜怒哀楽はすでに豊かに表して、人間を威嚇したり甘えてみたり。
一生懸命ミルクをなめ、兄弟と寄り添って暖をとり、お母さんを呼んで切なく鳴き声をあげる。
小さな小さな手のひらサイズの赤ちゃん猫は、生きていこうと必死です。
こんな仔猫を殺してしまわなければならないなんて。
ポイと捨ててしまえるゴミではなく、これはかけがえのない命のひとつひとつなのに。
夜、閉院間際に動物病院に駆け込みましたら、捨て猫の赤ちゃんを拾った人がほかにも何組かいらっしゃいました。お互いのケージや箱のなかを覗き合い、あどけなく美しい赤ん坊を見ては感動し、励ましあいました。バイクでの通勤途中に拾った男性は、ウエストポーチのなかに入れてきたと話しました。
拾っても、里親をつけても、湧き出るように生まれ出る犬猫たち。
笠間指導センターに送り込まれる犬猫たちを1匹でも減らすには
たくさんの課題がありますが、飼い主のあるなしに関係なく、まず避妊・去勢手術を推進することです。
不幸な命を生ませない!という強い覚悟が必要です。
そのために知恵を出し合い、行動に移すこと。行政と民間が手を取り合って、協働していくしかありません。
なんとかしようよ、ほんとうになんとかしようよ!
by オカメ
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