ミュウが我が家にやってきたのは2年前。
夜7時頃、仕事から帰宅した夫が子猫を入れたダンボールを抱えて
玄関先に立っていました。
夫「どうしよう?」
私「えーっ!!!ちいさい!!!どうしよう・・・って・・・、どうしよう???」
子猫「お腹すいたにゃ~(想像)」
私は慌てて近くのスーパーに走りました。
「猫用ミルク」が存在することすら知らなかったので、
牛乳と人間の赤ちゃん用哺乳瓶を買ってきました。
家に帰ると、子猫は私のスリッパの中でスヤスヤ寝ており、
なんて小さいんだろう、母猫と別れて大丈夫なんだろうか・・・と不安でした。
買ってきた哺乳瓶を使ってみるも、子猫の口には大きすぎて使えませんでした。
しかたなく、薄めた牛乳を人肌に温めてストローで口元に運びましたが
ほとんど飲めていませんでした。
その夜はインターネットで子猫の育て方を調べまくり、ほとんど眠れず、
翌日の仕事帰りに、ネットで調べたとおりに、猫用哺乳瓶と猫用ミルク、
そして猫用トイレと砂を購入して帰宅。
「生きててね」
祈るような気持ちで玄関ドアを開けました。
ダンボールベッドからのぞいた子猫の顔はとっても健気でかわいいものでした。
ホッとしたのもつかの間、ここからが大変でした。
私のやり方がまずいのか、子猫は哺乳瓶がうまくくわえられないのです。
毎回バタバタ大騒ぎして、やっと口に運べたと思ったらまた外れてしまい・・・
この写真は4日目。うまくくわえられたその一瞬を撮ったものです。
上手くなってきたのは10日くらい経ってからでしょうか。
私は仕事をしていたため、朝・夕方・夜中と3回ミルクをあげました。
そしてダンボールのベッドも工夫しました。
お湯を入れたペットボトルをタオルにくるんで置くと、
寄り添うようにして寝ていました。
6日目、やっと動物病院へ行ける日がきました。
このときの体重が270g。生後2週間くらいだろうと言われました。
検便もできて、健康であることが確認できました。
この病院の帰り道。子猫の名前を ミュウ と名づけました。
なんとなく「夜明けのミュウ~」なんて口ずさみ、しっくりきたので即決でした。
ミュウと名づけた日から、私はとてもとてもその子猫をかわいがりました。
母になり姉妹にならなければ、と張り切ったのは言うまでもありません。
生後1ヶ月になるまでのミュウの写真です。
毎日体重を計ると、10gずつ増えていきました。
我が家に来て16日目には、スリッパもきつくなるほどでした。
そして、19日目には子犬もやってきました。
ここからはまた次回ご紹介します。長くなってすみませんっ!
でも、一生忘れることのない、すばらしい出会いなので省略するところがありません。
どうぞお付き合いくださいませ。