2010年1月9日
社団法人日本動物福祉協会(JAWS)主催のセミナーに参加
pokopokoさんからご紹介いただき、社団法人日本動物福祉協会(JAWS)主催の
セミナーに参加してきました。
セミナーの内容は「より良い譲渡に向けて~ハワイからの提言」。
2009年12月開催の「神戸アニマルケア国際会議」に、スピーカーとして来日された
ハワイ・ヒューメインソサエティーのパメラ・バーンズ氏と
カウアイ・ヒューメインソサエティーのレベッカ・ローアデス氏が
講師としてお越し下さり、ハワイのシェルター運営について講義をされました。
考え方がだいぶ進んでいるハワイ。
羨ましく思いながら、何かつくば市で取り入れられる事はないかと
頑張って講義を受けました。
ハワイでは1995年から、猫にマイクロチップをつける事を義務付け
さらに6か月以上の月齢で屋外に出る猫には、避妊去勢をしなくてはならない
という法令が施行されました。
猫が嫌いな人に対しても、マイクロチップをつける事により
「責任の所在がはっきりする」と説明したそうです。
6か月以上の月齢の猫に対する避妊去勢については、将来的につくば市で
条例化しても良いのではないかと考えました。
また、シェルターにいる犬猫の健康と、施設の清潔さを保つ事に本当に神経を
使っているとのお話しでした。
シェルターから譲渡された犬猫が健康であると、その事が評判になり
より多くの譲渡につながるそうです。
譲渡された犬猫が、初めて健康診断を病院で受ける際は、
診断料を無料にしてもらうように獣医師達と提携しているとの事でした。
シェルターから譲渡される犬猫は皆、健康である事が獣医師達は分かっているので
安心して健康診断を行え、また健康診断に訪れた里親は病院の顧客になるとの事で
獣医師達にも喜ばれているそうです。
里親希望されている方への対応も、本当に丁寧にされており、
犬や猫を返却されても決して叱ったりはせず、寧ろどのような面で
家庭に適さなかったのか聞き取りを行い、感謝の気持ちを持って送り出すと
また里親として希望されるとの事でした。
戻って来てしまった犬猫は、行動を見直す機会になるそうです。
とにかくシェルターの第一印象を良くするために、丁寧な掃除を欠かさず
笑顔を絶やさず、カウアイ・ヒューメインソサエティーには
挨拶係のボランティアまで設置したそうです。
シェルターを持たない当会ですが、それでも参考になる所はあると感じました。
大変有意義な時間となりました。
阿部
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