最後の仔猫です。
やっと捕まえました。やっと!
ヴェントスやコスモたちと従妹にあたると思います。
7月17日、比較的小さなうちに保護できたヴェントスやコスモ、テラやアクア、アリア...。
みな、素晴らしいお家に縁づいて、それぞれ旅立っていきました。
それに随分と遅れをとって、もう4か月のサイズになってしまっているステッラちゃん。
人間に懐くだろうか、どうだろう。
譲渡の前に、避妊をするかどうか会員さんたちと相談し、かかりつけの動物病院にもお話した結果、
思い切って避妊を終わらせることに決めました。
貰い手が見つかりやすいだろうと話し合ったのです。
お産を繰り返しているコンビニ駐車場の捨て猫さんも、この日の夜に捕まえておきました。また、
土浦消防署の近くの野良猫さんも加わって、今回は3匹一緒に手術を受けさせることになりました。
翌日の15日に避妊手術を終えることができました。
病院への搬送は、ロッタさんが引き受けてくれました。
ロッタさんお疲れ様でした!
(ロッタさんのお宅には小さな猫ちゃんが保護されています。こちらのお世話も大変です。)
三毛のステッラは帰宅後、やはり最近になって保護した雑木林のちび君の部屋に入れると、
嬉しそうに寄り添って眠りました。お顔も似ているし、兄妹なのかもしれないと思います。
エサやりさんにお電話をしました。
仔猫はすべて捕まえ、あとは母猫1匹を残すだけ、と。
最後の猫を保護したあとは、捨て猫スポットにならないように、あの場所を片づけて閉鎖したほうがよい
とお話しました。エサをあげるだけではまた1年後に同じ問題が生じるので、
もうごはんをあげないでくださいとお話しました。
「私たちは今年はできたことも、来年はできません。
この夏は沢山の時間と労力とお金を使いました。
可哀そうだと思ってエサをあげたら、その何倍もの仔猫たちが翌年に生れて
もっと可哀そうなことになります。
1組のつがいから、1年で80匹の猫が生まれます。
ごはんをあげるだけではほんとうに可哀そうなことになるのです。
ごはんをあげたい。
ならば、避妊去勢をしなくてはなりません」
すると、「私たちが猫を増やしたというのか」とお怒りになりました。
「エサをやらないではいられんだろう!腹をすかせているのに」
そうですよね。私もあげずにはいられない。
ごはんをあげなければ衰弱してしまうし、これは虐待です。
ごはんをあげることが悪いとは言っていません。
ただ、避妊去勢は必要なのです。
これだけはわかってください。
ごはんをあげて、避妊をする、それで完璧です!
「おれたちは避妊までやらん。
あんたたちはボランティアだろう、全てやるのが当たり前じゃないか」
私たちはボランティアですが、家庭を持つ主婦であり、子育てや介護や仕事に必死に取り組む
普通の人間です。へそくりをつぶして野良猫の世話をしています。
1匹のメス猫の避妊手術には、2万~3万円がかかるのです。
半額にしてくださる協力病院がつくば市にはないので、わざわざ遠方の病院へ出向いています。
こうしたお金はどうやって工面すると思いますか?
どんな思いで集めていると思いますか?
本来ならば、現場の猫に関わった人(エサやりさん)とボラと行政と獣医師会が、皆で協力し合って
解決すべきなのです。
他の地域ではそうした取り組みがスタートしています。
ところがつくば市には野良猫の助成金がありません。
市長に要望書を提出しても、助成金への理解は得られません。
冷たい回答が返ってきただけです。
野良猫・捨て猫の悲境をどうにかしようという気運がまだまだ育っていないのです。
まさにボランティア泣かせです。
だからこそ、行政との話し合いの場にひとりでも多く参加していただき、問題解決のために
声をあげてほしいのです。
エサやりさんに参加を呼びかけても、肝心の話し合いの場に来て下さったことはありません。
ボランティアは便利屋ではありません。
すべて押しつけ、「お前たちがなんとかしろ」とおっしゃる方は多いのです。
ほんとうに多いのです。
カンパもしない。
協力もしない。
行政との話し合いの場にも現れない。
ただ、増えてしまったから、お前たちがどうにかしろ、では何も改善しません。
私たちが一生を投じて縁づけられる仔猫たちの数もたかが知れています。
来年は何倍になって返ってくるのでしょう。
それよりも、猫に避妊去勢をする人を各地に増やしていくことです。
広報の出番です。
回覧板の出番です。
マスコミの協力も得て。
私たちとやりましょう。猫のために活動しましょうよ。
「あんたたちとはやるもんか。そこまではやらない。
あそこの片付けも、お前たちがやれ。私らは知らない。もうあそこへは行かない」
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