お 知 ら せ



2010年6月6日、CAPINブログは引っ越しました。


http://www.capinew.jp/blog/

変わらぬご支援をお願い致します。







3月市議会に提出した「つくば市独自の動物愛護行政を導入する請願」は継続審議となり、
閉会中の5月24日の環境経済常任委員会での審議を経て
6月18日市議会(本会議)で趣旨採択となりました。

皆様の温かいご支援とご署名のご協力に支えられてここまで参りました。
心より感謝申し上げます。



★6月市議会・市長宛てに提出した署名を合わせた集計結果です★



【総計:14,698 筆】



内訳つくば市:3,228 つくば市以外の茨城県:4,057 茨城県以外の国内:7,388 海外:25 (このうちのネット署名:944)





皆様、ご協力ご支援、誠にありがとうございました。会員一同、心より感謝申し上げます。m(_ _)m 





2009年9月27日

マーサおばさんの知恵袋①外暮らしの猫に餌を与えるのは簡単そうですが...












マーサおばさんとは、日本捨猫防止会代表、太田成江(おおた・まさえ)さんのことです。
東京生まれ、薬局の末っ子。幼いころからいつも猫といっしょ。
兄姉におもちゃのようにメチャメチャ可愛がられて褒められて、
のびやかにお育ちになりました。
お若い頃はバスケの選手。軽やかな身のこなしは今も健在です。
感情に流されず、さっぱりと、常にクールな方。
婚家の姑までが、猫狂いの猫博士でしたから、運命は決まったようなもの。
半世紀を猫の理解と福祉向上に捧げられてきました。
関東平野を電車に乗って駆けめぐり、後輩指導に勤しみます。

今も、チャキチャキの江戸っ子節は健在です。
電話相談では、恐れず逃げず、どんな相手ともわたりあい、
言葉巧みに説得し、納得させてしまいます。



これから少しずつ、マーサおばさんとその周辺の猫おばさんたちの、
猫に関するお知恵や工夫をご紹介させて頂きます。


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外暮らしの猫に餌を与えるのは簡単そうですが...


その場限りの愛情や哀れみだけでなく、
猫の友達として、または保護者として
とことん付き合う覚悟はありますか?

餌は食べきれるだけの量にして
食べ終わるのを待って片づけましょう。
残った餌にハエがたかっていては近所迷惑
猫が嫌われてしまいます。
餌場の掃除、排泄物の片付けなど
お忘れなく!

餌を与えているのはあなただけ?
餌やり同士、協力し合ってオスもメスも不妊手術を受けさせましょう。
増える心配がなくなって
初めて「地域の猫」として紹介できるのです。

遠いところまで「餌やり」に行くのは考えもの。
世話の仕方が不十分になると、トラブルのもとになりがちです。

モコとポテの里親様から





モコちゃんとポテちゃんの最近のお写真を里親さんから送っていただきました。

こんなに可愛く...!

仔猫の成長ぶりに、ついほろっとしてしまいます。

みいみい鳴いて、人恋しくて抱っこされたくて、寂しがっていた小さな仔猫たちが

こんなに可愛く...!

可愛がってもらって、幸せだね。

我が家では頭数が多すぎて、かまってあげられなかったもんね。

優しいママ、お姉ちゃんたちに大事にされて、ほんとうによかったです。

幸せな兄妹です。

ありがとう!






下の写真は、昔の2匹です。

2009年9月26日

置き猫

捨て猫のお世話をされてきた、優しい看護士さんより、

「このところ次から次へと置き猫をされ、大変困っています」とのご相談を受けました。



猫を飼っていると聞きつけて、その家に猫を捨てていく不届き者は後を絶ちません。



ダミーのカメラを取り付けることを提案し、環境省の捨犬猫防止ポスターをラミネート加工したものや、

茨城県の作った捨犬猫防止の看板をお届けしました。




抑止力になってくれればよいですが。





すると、沢山のプレゼントが会に届きました。

KS様 ご寄附をありがとうございました。

仔猫たちのためのごはんがこんなに!

保護猫のために大切に使わせて頂きます。








深謝いたします。

2009年9月24日

下妻の猫だすけ夫婦

9月23日の夜、このところ、メールでやり取りをしていた下妻のご夫妻にお会いすることになりました。

外猫さんたちの保護活動をなさっている、東京出身の素敵なご夫妻です。

「お腹の大きい猫ちゃんがいるので、なんとか急がねば~!」コールで、

急げや急げ、捕獲器をレンタルすることになったのです。




受け渡しだけでなく、茨城の暗い現状について、

ぴゅ~っと冷たい風の吹くなか、結構な長話をしてしまいました。

情報交換などもできてよかったです。また、素敵な出会いでした。




ぶうぶうおぶうやん

お二人について知りたい方は、こちらのblogをご覧ください。

また、ここの猫さんたちに会いたい方は、下妻のサーキットの真ん前のお店だそうですので、

遊びに行ってみてくださいね。

イーアスのフリマにモコさん参加!~猫のために使います~





9月23日、ショッピングセンター・イーアスのフリーマケットに参加されたモコさん。

お店には、可愛い猫柄のお財布やバッグが並んでいました。

フリマには珍しい高級雑貨!です。




売上は子猫の保育とケージ(2台)購入費に充てるつもりだそうです。

モコさんは雑木林のしっぽなちゃんを預かって、一生懸命慣らしてくれています。

が、さらに新たな姉妹猫を保護することになり、本当に大変ですのによくやっています。

生体を預かるというのは精神的にもハードですからね。



里親さん探し、がんばりましょう。

深大寺譲渡会に参加しました






















20日、21日の深大寺譲渡会に参加し、仔猫2匹と成猫1匹を譲渡いたしました。




そもそもは日本捨猫防止会 東久留米のボランティア大先輩、川井さんが、おかめの家にあふれる

保護猫たちをなんとかしようと、

私と川井さんの名前でそれぞれ「猫5匹、犬1匹」「猫5匹」の譲渡会参加申し込みをして下さったことが

きっかけでした。

遠いので乗り気でなかったのですが、貰い手のレベルが高く、大切に飼っていただけるとのお話でした。

東京・横浜・茨城のいろんなボラ団体が参加されていて、またつながりができ、

それだけでも参加した意義があったと思います。簡単にご報告します。





<1日目>

ぎっくり腰になったおかめの代わりに、カメ子さんがナビ付きのお車を運転してくださることとなりました。

6時半にカメ子さんのご自宅で待ち合わせ、首都高を抜け、中央自動車道では少し渋滞しましたが、

9時ごろには深大寺動物霊園へ到着できました。




ワンコもいて、会場はかなり狭くすし詰め状態です。

猫のケージが積み重なっていて、何組もの里親希望者と保護者が、その前でわあわあと交渉。PR。

犬猫の脱走防止に窓は閉め切られ、息もできないほどの暑さ。

結構、体力勝負でした。

でも、お昼はカメ子さんのおにぎりと卵焼きでリフレッシュしました。




うちの保護猫からは、シャムmixの2匹(ウランちゃんとマシュウ)が決定。

大人の猫がいい、という狛江市の方に、ガイアの写真を見せてこれも決まりました。

2日目に連れてお届けすることとなりました。


1日目の晩は、猫たちはみな、川井さん宅で1泊することとなりました。

翌朝、川井さんが全員を連れてまた会場へ。


<2日目>

翌朝はおかめのぎっくり腰も少し楽になりました。

7時前に出発。じゃみさんが同乗してくださり、また深大寺へ。

中央自動車道は前の日より混んでいました。

すでに会場には川井さんたちが到着し、一番上の段のケージ(目立ちます)をキープしてくれていました。

2日目はワンコはいなくて猫だらけ。

見にきた人は、抱っこはするけどほとんどがひやかしで、なかなか成果がありません。

よほど可愛い仔猫であっても、決まらずに帰っていきました。

ボラ仲間で、「なんでこんな可愛いのが決まらないんだろうね」と不思議がっていました。

今は譲渡もたいへん厳しいです。

欲しい人は少なく、あげたい人はわんさといるのですね。





こちらからは、ガイアのお届けをしました。深大寺から30分はかかる狛江市の住宅です。

猫の好きな方(60代)でしたが、家のなかで飼うのは初めてのようです。

窓やドアの開け閉めを注意し、改善すべき点をお話し、誓約書を交わしました。

仔猫たちまったく決まらず、川井さんがそのまま引き取ってくだることになりました。





つくばから出たキジの♂、三毛、仔猫2匹を抱えて、川井さんはほんとうに大変です。

こちらで中途半端にしている仕事を片付けられるようにと、4匹も引き取ってくださいました。

決まらなければまたつくばに帰ってきます。

それまでこちらでもネットで里親探しを引き続きがんばります。



<3日目>

調布へのドライブは2回で終わりませんでした。

ガイアをお届けしました方から、翌日になって「猫が逃げました」の電話を受けたのです。

ガイアの写真入りポスターを30枚作り、車で跳んでいきました。

結果的には見つかりました(家のなかのベッドの下に!)が、他人様の家の縁の下を覗いたり、

植木鉢をひっくり返したりなどしていて、おかめの頑丈な背中はぼろぼろになり、

ぎっくりが悪化しました(笑)。

ご本人も食事ができないほどの落ち込み様で、深く反省されていました。

(見つかったときには抱き合って泣いてしまいました。)

慣れるまではケージのなかで飼うこと、

ドアの開閉には慎重にすることなど、いくつか約束して、ガイアをお預けしてきました。

今後も電話でサポートを続けます。







とにかく譲渡会なるものに、初めて参加したわけです。

何もかも新鮮で学ぶこと多く、他の団体の先輩ボランティアさんにもアドバイスやサポートを

していただき、本当に助かりました。

あのような場であっても、きちんと誓約書を交わし、お届けをするのが基本であること、

お届けしない場合には、後日、必ず訪問し飼育状況を確認することの大切さを

改めて確認しました。





お世話になった皆様ありがとう!

これからも宜しくお願いします。また近くどこかでお会いできますね。

参加してみて本当によかったです。

お見合い進行中





色々な方が、猫を見にお出かけくださいます。

良縁があるとよいですが、こればかりは猫それぞれの魅力と運に委ねるしかありません。





「運命の出会いだ」とか何とか口走って連れて行かれたとしても、翌日にはあっさり戻されてしまう

ケースもあります。




とてもよい飼い主さんになるだろうと思えても、実際にお届けに行ってみると、

まったく別の印象を抱くこともあります。その逆もありえますしね。






こちらで「この子はちょっと不細工だからねえ」と、譲渡をあきらめていても、

「可愛いねえ」と選んでくださる方がいる。

おもしろいものです。


この繋がりは、やはりご縁というものなのでしょうか。

雑木林の最後の仔猫

9月14日夕方、桜庁舎近くの雑木林の捨て猫スポットで、三毛猫を捕獲しました。

最後の仔猫です。

やっと捕まえました。やっと!








ヴェントスやコスモたちと従妹にあたると思います。

7月17日、比較的小さなうちに保護できたヴェントスやコスモ、テラやアクア、アリア...。

みな、素晴らしいお家に縁づいて、それぞれ旅立っていきました。

それに随分と遅れをとって、もう4か月のサイズになってしまっているステッラちゃん。

人間に懐くだろうか、どうだろう。







譲渡の前に、避妊をするかどうか会員さんたちと相談し、かかりつけの動物病院にもお話した結果、

思い切って避妊を終わらせることに決めました。

貰い手が見つかりやすいだろうと話し合ったのです。






お産を繰り返しているコンビニ駐車場の捨て猫さんも、この日の夜に捕まえておきました。また、

土浦消防署の近くの野良猫さんも加わって、今回は3匹一緒に手術を受けさせることになりました。

翌日の15日に避妊手術を終えることができました。

病院への搬送は、ロッタさんが引き受けてくれました。

ロッタさんお疲れ様でした!

(ロッタさんのお宅には小さな猫ちゃんが保護されています。こちらのお世話も大変です。)






三毛のステッラは帰宅後、やはり最近になって保護した雑木林のちび君の部屋に入れると、

嬉しそうに寄り添って眠りました。お顔も似ているし、兄妹なのかもしれないと思います。







エサやりさんにお電話をしました。

仔猫はすべて捕まえ、あとは母猫1匹を残すだけ、と。







最後の猫を保護したあとは、捨て猫スポットにならないように、あの場所を片づけて閉鎖したほうがよい

とお話しました。エサをあげるだけではまた1年後に同じ問題が生じるので、

もうごはんをあげないでくださいとお話しました。

「私たちは今年はできたことも、来年はできません。

この夏は沢山の時間と労力とお金を使いました。

可哀そうだと思ってエサをあげたら、その何倍もの仔猫たちが翌年に生れて

もっと可哀そうなことになります。

1組のつがいから、1年で80匹の猫が生まれます。

ごはんをあげるだけではほんとうに可哀そうなことになるのです。

ごはんをあげたい。

ならば、避妊去勢をしなくてはなりません」






すると、「私たちが猫を増やしたというのか」とお怒りになりました。

エサをやらないではいられんだろう!腹をすかせているのに




そうですよね。私もあげずにはいられない。

ごはんをあげなければ衰弱してしまうし、これは虐待です。

ごはんをあげることが悪いとは言っていません。

ただ、避妊去勢は必要なのです。

これだけはわかってください。

ごはんをあげて、避妊をする、それで完璧です!








おれたちは避妊までやらん。

あんたたちはボランティアだろう、全てやるのが当たり前じゃないか






私たちはボランティアですが、家庭を持つ主婦であり、子育てや介護や仕事に必死に取り組む

普通の人間です。へそくりをつぶして野良猫の世話をしています。

1匹のメス猫の避妊手術には、2万~3万円がかかるのです。

半額にしてくださる協力病院がつくば市にはないので、わざわざ遠方の病院へ出向いています。

こうしたお金はどうやって工面すると思いますか?

どんな思いで集めていると思いますか?

本来ならば、現場の猫に関わった人(エサやりさん)とボラと行政と獣医師会が、皆で協力し合って

解決すべきなのです。

他の地域ではそうした取り組みがスタートしています。

ところがつくば市には野良猫の助成金がありません。

市長に要望書を提出しても、助成金への理解は得られません。

冷たい回答が返ってきただけです。

野良猫・捨て猫の悲境をどうにかしようという気運がまだまだ育っていないのです。

まさにボランティア泣かせです。

だからこそ、行政との話し合いの場にひとりでも多く参加していただき、問題解決のために

声をあげてほしいのです。

エサやりさんに参加を呼びかけても、肝心の話し合いの場に来て下さったことはありません。







ボランティアは便利屋ではありません。

すべて押しつけ、「お前たちがなんとかしろ」とおっしゃる方は多いのです。

ほんとうに多いのです。

カンパもしない。

協力もしない。

行政との話し合いの場にも現れない。

ただ、増えてしまったから、お前たちがどうにかしろ、では何も改善しません。








私たちが一生を投じて縁づけられる仔猫たちの数もたかが知れています。

来年は何倍になって返ってくるのでしょう。






それよりも、猫に避妊去勢をする人を各地に増やしていくことです。

広報の出番です。

回覧板の出番です。

マスコミの協力も得て。

私たちとやりましょう。猫のために活動しましょうよ。






あんたたちとはやるもんか。そこまではやらない。

あそこの片付けも、お前たちがやれ。私らは知らない。もうあそこへは行かない

マリリンのお届け





























かすみがうらのお寺さんにマリリンを届けました。

広いお堂とは別に、お住まいになっている別棟のご自宅のほうで、マリリンは先住猫ちゃんと

暮らすことになりました。

お母様も息子さんも、とても可愛がってくださいます。

名前は「マリリン」のままでいいそうです。

(オス猫なのに、何だか本当にいいのかな...?)



犬用の大きめなサークルが息子さんのお部屋に準備されていて、猫砂もベッドも用意されています。

先住猫ちゃんは13歳のおばあちゃん、ちょっと驚いた様子でした。

早く慣れてくれますように!

広大な敷地に囲まれた、自然あふれる環境で、小さな仔猫のマリリンは、どんなふうに成長するのか

とても楽しみです。






カラスの襲撃

市役所から引き取った白黒長毛のマリリン君に里親希望者が現れました。

まつりつくばの私たちのテントに遊びに来て下さったご家族です。

小学校6年生のご長男もお母様も、マリリンの写真を気に入って下さって、

交渉の末、9月13日に、マリリン君のお届けとトライアルをすることになりました。

そこはかすみがうら市のお寺さんです。

マリリンのほかにトムキャットがもう1匹欲しい、との連絡を受け、

懇意にしているボランティアさんも、何匹かの写真を準備して同乗し、いっしょに出かけました。





土浦を出るまではよかったのですが、ついおしゃべりに夢中になり、こちらは地図も読めず

ナビもないポンコツ車で出かけたために、道に迷ってしまいました。



細い山道をぐるぐる...

と、私たちの行く手に、数十羽のカラスの群れがいっせいに現れ急降下してきました。

カラスの群れの先端を駆けて行くのは1匹の痩せた黒っぽい猫です。



わああ!と叫んで車を停め、私たちは車を降り、猫の駆け降りて行った崖下を見つめました。

カラスからは逃れたようです。




暗い気持ちで再び車に乗りこみました。

ものの30mも進まぬうちに、またカラスが5~6羽車道に急降下しました。

何かをついばんでいるようにも見えます。


私たちの車に驚いて飛び去ったカラスたち。

道に転がっていたのは、まだ目のあかない仔猫でした。

キジトラで、お腹をすかせて鳴いています。



傷も見当たらず、とてもきれいな状態でした。

お母さんに育てられると、こうもきれいに舐めてもらえるのかと見とれてしまうような

美しさでした。

数秒でも遅かったら...とぞっとします。

ボランティア友達が仔猫をタオルでそっとくるみ、抱き上げました。






先ほど見かけた痩せた親猫が育てていた仔猫でしょうか。

猫の一家は、住処をカラスに襲撃されたのかもしれません。

母猫が哀れです。

きっと兄弟たちもどこかにいるかもしれないと、私たちは歩きまわって探しました。

牛小屋のなか。

墓地のなか。

民家はほとんどない山のなかの道。






でも、見つかりませんでした。










先輩ボランティアさん

9月6日の夕方、会員のアルテリーベさんの要請で、お隣のU市住宅街で遺棄猫の保護活動を行いました。

アルテリーベさんは動物ボランティアの活動歴が長く、行動もしっかりしています。


**************
まずはご近所にお声をかけ、新参の捨て猫について情報を集める。

周囲に協力を依頼。

保護したあとに里親になってくれそうな方をあたる。
(すでに見つけていました!)

慣らしのためのケージを用意する。

猫のことをよく知らない里親さんの教育と継続的サポート。
**************

捕獲器を持って駆け付けると、すでに準備はととのっていました。

近所の数家族で事前に捕獲・病院運搬の分担を話し合われていて、

どの場所に捕獲器を設置すればよいかなども決まっていました。




あるお宅の庭に捕獲器を設置し、フロントライン・スプレーをお渡ししておいて、この夜は退散しました。




<その後のご報告>

この猫ちゃんは、野良猫に手厚い病院で看護師さんに可愛がられ、だいぶ人慣れしたようです。

おうちに入る準備のできた猫ちゃんの引き取りの際にも、アルテリーベさんは里親さんに付き添って

病院へ出かけ、支払いも済ませました。

病院に掲示された環境省のポスターが里親さんの目にとまったようです。

「愛護動物の遺棄・虐待は犯罪である」

「罰金50万円」

これを読んで驚く里親さん。

アルテリーベさんは、愛護動物の遺棄は犯罪であり罰金50万円であることを言い聞かせ、

室内飼いの大切さを訴え、ケージで慣らさないと脱走する心配もあることを伝えました。

その後も継続的に里親さんをサポートされています。

丁寧な丁寧な対応に、頭が下がります。





1匹の猫を家に入れるために必要なのは金銭ばかりではありません。

愛情と配慮と粘り強さ。

今回はよいお手本を見せていただいた気がします。







<ご寄附>

野中公彦様

はるばる九州から粉ミルクのご寄附をありがとうございました。
ボランティア仲間と分けて使わせていただきます。
いつもご支援をありがとうございます。






写真には2缶しか写っていませんが、この何倍もの粉ミルクをお贈りくださいました。

パンとケーキの街、つくばの素敵なパティスリー

つくば市は「パンの街」と呼ばれるくらいパン屋さんやケーキ屋さんが多く、味もよくて質も高いお店ばかりなのですが、竹園にあるマグノリアさんのケーキやクッキーは、特別に丁寧に作られていて本当に美味しいです。ここのシェフもマネージャーさんも、動物に対する愛情と理解が深く、とても温かい方です。











お店の一角に、こんな素敵なコーナーがあります。

私たちの会のチラシやポスターをさりげなく掲示してくださっているのです。

笠間のセンターでの殺処分をゼロにするのが、ここのオーナーの夢だそうです。

捨て猫の防止のために、動物の福祉向上のために、何かできることはないだろうかと、

胸を熱くなさるおふたりです。

2009年9月18日

電話相談の事例から

庭にやって来る親子を保護したい、仔猫は里親探しをするつもり、とおっしゃる女性の要請で、

会の捕獲器をお貸ししました。

これまでも捨て犬を拾い避妊去勢しては里親探しをなさってきた方です。

ご自宅には里親のつかなかった犬たちが残り、のんびり可愛がられて暮らしていました。

働き者のやさしい女性です。




ところが「仔猫たち4匹は大きく育ってしまっていて、なかなか慣れないので里親探しは難しい、

キャリーバックのなかに入れているが鳴いてしまって大変だ、部屋に放してもつかまらないし、脅えている、

このままでは庭に放すしかない」と、SOSのご連絡。



お話し合いの結果、2段ケージをふたつ会からレンタルしました。

2匹ずつケージのなかに入れて、声をかけ、なで、猫を安心させて、

じわりじわりと慣らしをするようご提案。


最初から広い場所に入れると落ち着かず怖がってしまうので、

まずはケージに入れて、布をかぶせ、安心させる。

しょっちゅう声掛けをする。



そのうち「ようやく抱っこできました」「だいぶ懐いてきました」とのご報告がありました。






人にも慣れてきましたので、猫が欲しいという方とお見合い進行中です。

なかなか可愛いお顔をしています。きれいな毛並み。



素敵な良縁がありますように。

2009年9月17日

レオンのお届け~西東京市へ~

9月6日、仔猫のレオンを西東京市へお届けしました。

動物好きの優しいお母様と、しっかりした息子さん。

やって来たばかりのもう1匹の仔猫が和室ですやすやと眠っていました。

年が近く、よい遊び相手になってくれそうです。





帰り道に寄ったカフェ(大泉学園近く)で注文したケーキのお皿に、こんな素敵な絵模様が。

こんなのに心和みます。

レオンおめでとう、幸せにね。

レオン、ママ(モカちゃん)と離れてもさびしくないね。

新しいお母さんができたんだからね。








<後日談>

慣れないうちは、タンスの後ろから出てこなかったそうですが、

そのうち少しずつ馴染んできて、ご飯も食べてトイレもちゃんとするようになりました。



お母様がシャワーを浴びているあいだ、浴室のドアの前でちょこんと座って待っている、

というお話です。

「さあレオン、寝ようねえ」と声をかけるとお布団へいっしょに行き、

今ではお母様と寄り添って眠っているというレオン君。



便検査、回虫駆除や2度目のワクチン、去勢の予約...と、病院にもよく連れて行って頂いています。



レオンは先住猫ちゃんのラッキー君(2ヶ月)とよく遊んでいるのですが、

勢いが余って喧嘩になることもしばしばだそうです。

でも、今は二段ケージを利用しながら、上手に2匹を遊ばせて下さっています。



レオンの幸せな毎日を想像すると、胸がいっぱいになります。

ありがとうございます。

雑木林での捕獲





つくば市のチビ太さんから、またまたキャットフードのご寄附がありました。
ありがとうございます。
保護猫のために使わせていただきます。
一同、深謝いたします。

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9月5日の夕方、エサやりさんのご協力も得ながら雑木林の仔猫2匹を捕獲しました。

(参加者:じゃみさん、モコさん、おかめ)

動物病院に直行し、そこで健康診断を受け、フロントライン、回虫駆除の投薬をしていただきました。

2匹ともオスです。

顔のきれいな子たち。たぶんレオンの兄弟?

寒くなる前に保護できてよかったです。



病院では最初、大暴れして、シャーシャー唸って威嚇していました。

でもお薬を飲ませるときに、あっさり缶詰を獣医先生の手から食べてくれた。

「この子、慣れますね」のひとこと。

ああ、先生、そのひとことを待ってました。待ち焦がれていました。





モコさんが預かり役を買って出てくださって、じゃみさん宅にあったケージを移動し、

2匹の慣らしが始まりました。

翌日あたりには「もう抱っこしてますよ」とモコさん。

ええっ、そんなに早く?へなへな...




仔猫は順応も早いのでしょうが、それにしても。

「このくらいになれば、もう甘噛みさせるといいですよ」

モコさん、その経験と知識に惚れてしまいます。あなたは何者?

9月5日、定例会












9月5日、定例会(=お茶会)を開催しました。



これまで、ぼんやりとしか決めていなかった会の輪郭を、より堅牢で明確なものにしましょうと

蘭さんが提案。

メーリングリスト参加者とそれぞれのハンドルネームについて、きちっと話し合い。

おかめから、まつりの会計報告。

みんなで反省点の洗い出し。

ろったさんは、紙芝居の台紙貼りと、ジャスコ・イエローカードの寄付金集め申請を担当してくださることに。


初めて参加下さったぴあのさんも、広報についてアイデアや情報を出して下さいました。

(ぴあのさんはピアニスト。イベントのときには演奏して下さるそうです。)


今後の計画について、いくつか提案も出ました。




ぺちゃくちゃのあとは、むしゃむしゃの番です。






会員のカメ子さんは、なんとケーキ作りの名人です。

会合のたびに、手作りケーキを差し入れてくださるのです。

チーズケーキ、カステラ、(オレンジピール・レモンピールからちゃんと手作りされた)パウンドケーキ

などなど。

そして今回は、雪解け味の和風ロールケーキでした。

中のクリームには、羊羹を細かくカットしたものや小豆が練り込んであります。

ふわっとしたとろけそうなスポンジ生地に、クリームがよくマッチして、口のなかで溶けていくような

味わいです。

「カメ子さん、お店出せるんじゃなあいのお?」

「そんな、まだまだですよ。小麦粉と羊羹は、会員のくうたんさんから頂いたのを使ったんですよ。

皆さんにお会いできるので、じゃあこの小麦粉と羊羹で作って、召し上がって頂こうと思ってね。

でもよろしかったら、お菓子を焼いて今度のバザーのときに提供しますよお」


やったあー!




会員のくうたんさんは、お菓子やパンを焼くのがお好きなピアニストさんです。

ご主人の海外出張について、まつりの直後に地球の反対側にあるJ国へと旅立ってしまわれました。

(バザーの疲れ、とれたかな?)

カメ子さんは、くうたんさんとはケーキ作りでも意気投合され、おいしい小麦粉を分けてもらったそう。

それが、回り回って私たちの口にも入りました。

特別においしいケーキでした。

くうたんさん、ご馳走様ね。

帰国されるのを皆で楽しみにしてます。







もぐもぐ...

9月2日、ちびくろちゃんのお嫁入り





ちびくろちゃんのお嫁入り。

お見合いの場所は、ちびくろの預かり&慣らしを進めて下さっていたIさん宅のテラスです。

Iさんは犬も猫も保護される方で、引き取った10頭の犬のために自宅にドッグランも備えています。





まるでどこかの別荘にでもいるような気分で、爽やかな風に吹かれてのお見合い。

夢のようなお茶のひととき。

あっという間に見合い話はまとまり、ちびくろちゃんは新たなお家に出発です。

私たちボランティアもお届けのために後方をドライブしてついていきます。



ウッディな丸太小屋に暮らすKさん。

2階から先住猫さんがひょっこり現われました。きれいで大きな白黒猫さんです。

可愛いちびくろちゃんは「ももちゃん」の名前をもらうことに。

先住猫マリイちゃんの遊び相手になれるといいね。










8月31日、お見合い







まつりの里親募集のポスターをご覧になってから、コマッタちゃんのお見合いに来て下さったご夫妻です。

パパさんは、子供の頃、どうしても猫が欲しくて、お店でシャム猫を勝手に注文してきてしまって親に怒られた、という筋金入りの猫好きさん。

ママさんも猫との生活は慣れたもの。(わんこも1匹飼ってます。)

だから、そんじょそこらの可愛子ちゃん系猫では満足されません。

おふたりが選んだのは、お猿さんのような、なんとも味のあるお顔の、長毛で賢いコマッタちゃんでした。

コマッタの可愛らしさが理解できるなんて、只者ではありません。




コマッタちゃんと別の仔猫のあいだで迷われていたご夫妻。

ご主人は奥さまに優しく「ママが決めなよ」の一言。

「それではコマッタちゃんで」

ママのお膝におとなしく抱かれていましたものね。




ばんざーい!素敵なファミリーをゲットしました。

よかったね、コマッタちゃん。困り顔でにっと笑うところが、私も大好きだったよ。

幸せにね~!



そして、さらに2匹目も当会から迎えてくださることに。

(当会への支援のお気持ちからです。私たちの活動に興味を持ってくださっていました。)

まだ小さいのでネットには掲載していなかった、市役所の9にゃんのうちの1匹(ちゃっぷりん)を

慎重に選んで下さいました。



コマッタちゃんは「プリンちゃん」に、ちゃっぷりんは「アラモードちゃん」に、

名前も新たにデビューです。2匹でもらって頂けるとこちらも安心です。

お留守番のときにさびしい思いをしなくて済むのですから。





猫ちゃんも、仲良しご夫婦のもとであれば心穏やかに育っていきそうで、しみじみと嬉しく感じます。

ありがとうございました。

お近くですので、いつでも会いにいけますね。

缶バッジ、カードなど

日本捨猫防止会の先輩方の作品です。

カードは募金をしてくれた方へ差し上げるためのもの。

猫の缶バッジも可愛いですね。




ねずみのおもちゃ(防止会の手作り)




防止会考案の、軍手で作るネズミのおもちゃ。先輩会員さんの作です。

温かみがありますね。手作り品は。

里親さんが決定したら、これを嫁入り道具として持たせます。

2009年9月16日

手作りの等身大猫人形~防止会の会員さんの作品です~









軍手を利用した猫のぬいぐるみです。
月零と実際の大きさがわかるように工夫されています。
手先の器用な会員さんが猫の理解のためにと心を込めて制作されたそうです。

まつりつくば、里親希望者も来場されて




















1日目は猛暑でした。

厳しい暑さのなか、横浜から太田成江代表も駆けつけて、会場に華を添えて下さいました。

声のかけ方、アンケートお願いのタイミング、パネルの上手な見せ方など、色々とご指導を受けました。

猫の爪とぎ板や、防止会考案の猫トイレなど、たくさんの参考備品を抱えてのご参加でした。



ろくにお昼を召し上がる時間もなく、太田さんにとって本当に大変な一日だったと思います。

痩身でありながら重いカートを引っ張って、つくばエクスプレスではるばるやって来られるなんて、

相当体力がおありです。もと、バスケの選手だったとか。なるほど!




2日目は小雨がぱらつきましたが、日中はなんとか雨もやんで、過ごしやすい一日となりました。

獣医師会つくば支部の先生方にもご挨拶に出向きました。

(事前に当会のテントのご案内状をお送りしてありました。)

日頃、お世話になっている先生と顔を合わせ、ちょっと談笑し、テントに戻りました。




あとで私たちのテントにお出かけくださる先生もいらっしゃり、温かい気持ちになりました。




里親希望者のご家族も何組かお見えでした。

多くの方との出会いが生まれ、人と人がまた繋がっていきます。



皆様お疲れ様でした。

楽しかったので来年もまた...の声が。

ありがとうございました。

8月29日、30日  まつりつくば

















8月最後の週末の2日にわたり、まつりつくば「中央公園」にテントを出し、
捨猫防止を呼びかける啓発チラシを配布しました。

ご協力下さった多くの方々に感謝申し上げます。








バザー用品も沢山集まり、何とか形になりました!

皆様ほんとうにありがとうございました。






外国の方にもわかりやすいよう、テント下に「アニマル・ライツ」の文字を入れました。

写真パネルの展示、里親募集の看板、猫の爪とぎやサバイバル・サックに、じっと見入るお客さんも多かったです。

動物を飼っている方は気軽にお声をかけてくれますし、アンケートにもご協力いただけました。

やはり、猫毛フェルトのバッジが大人気でしたね。

お子さんたちが喜んでくれました。

猫ちゃんを可愛がってくださいね。

そして、最後まで大切に、家族として扱ってあげてね。