映画館の駐車場を徘徊していた野良猫、じんちゃん(ジンガロ)。
早春に保護しました。
艶やかな毛並みの黒猫です。
手足は長く、堂々とした動き。
ボス猫風です。
ひょうひょうとして、どこか笑えます。
甘えん坊で、ごろりと横になりお腹を出します。
病気はないし、可愛いし、一緒に暮らすのはなかなか楽しそう。
でも、多頭飼いでは問題が生じます。
人間にはぴったりくっつくのに猫同士の折り合いは悪いのです。みんなからの嫌われ者です。
半ばあきらめながら里親募集をかけると、意外や意外、いくつかお声が掛かりました。
年配の男性から、それもお一人暮らしの方が多かった。
そして、あるとき。
こんなメールが届きました。
「去年ザルツブルグでバカンス中に1週間1件家を借りていた
ときに隣の家の黒い猫がのっそりと毎日はいってきました。その猫の印
象が忘れられなくてついつい黒の猫に目がいってしまいます。その堂々
とした猫ちゃんとのお見合い希望です。」
フランス語の通訳をされているという、知的でチャーミングなその方から
お話を伺いましたが、フランス人には黒猫が好きな方が多いそう。
黒猫には独特の魅力がありますよね。
すごくわかります。
この日はジンガロだけでなく、三毛やキジトラの相手をしてくださりながら、
「私は黒猫にこだわっていたけれど、他の色模様の猫の魅力にも気が付きました」
とのご感想でした。
運命の猫ちゃんはきっとどこかにいるはず。
その子との出会いに向けて、あせらず、ゆっくり!
私たちもお手伝いさせて頂ければうれしいです。
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