2009年8月7日
三毛ちゃんのリリース
リリースの辛さはなんとも言えません。
三毛ちゃんがもといた場所には、猫好きのエサやりさんが何人かいらっしゃいます。
リリースしても生きていける場所。
交通事故の心配もないし、水場もあります。雨風をしのぐ場所も。
三毛ちゃんは人に慣れないので、この子のためにもリリースしてストレスから解放されたほうが幸せです。
野良猫に手厚い病院が市内にあります。
10日預かってくださいます。完全抜糸まで。安心して野に放てるように。
だから、その病院を退院させて捕獲場所へ直行しました。
体はすっかり元気になったので安心です。
リリースするのに現場の方に立ち会っていただくのが防止会のルールです。
太田代表曰く
「避妊去勢をして、ハイさようなら、では「地域猫」とは言わないのよ。
猫たちがほんとうに受け入れられるように、トイレの始末もする、ウンチパトロールもする、
地域の人に声をおかけする、猫たちが受け入れられるように働きかけることで、初めて地域猫が成り立つの」
「勝手に手術して勝手にひとりでエサやりをしているだけでは「地域の猫」でしかないの。
地域猫とは違うのよ。リリースするときは、その地域の人に声をかけて立ち会ってもらわないと。
ただの猫捕りではないのだから」
だから心がけているのは会話、声かけです。
でも、三毛を捕まえるときには、TNR活動について理解を示し快く手伝ってくださった方(三毛のいた倉庫で働く方)が、三毛のリリースのときには態度が一変していました。
「ここには放すな、どっか他所に持って行けよ、おれの猫じゃない、知らねえよ、立ち会いなんてするもんか」
三毛を放すときには本当に切ない思いがしました。
しかしリリースが出来なくては、自宅に猫がたまっていくばかりで、このボランティアは成り立ちません。
そうはいってもリリースをするときは、何とも言えない辛さがあります。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿