雑木林の捨て猫スポット、保護完了

嬉しいご報告があります。

10月20日、念願だった雑木林レスキューがついに終結しました。
最後に残ったシルバーのメス猫さんを捕獲できたのです。
６月からスタートした保護活動は、4か月にわたったことになります。
ご協力くださった皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。



「避妊をしないでごはんだけあげていれば、来年もまた仔猫が増えてしまう」
と、先月、エサやりさんご夫妻にかなり強い口調で諭してしまったために、
おかめとはもう話したくない、とカンカンだったご夫妻。



でも、朝・夜と時間を変えて雑木林に通って捕獲器を仕掛けていても
どうしてもシルバーは入ってくれませんでした。

捕獲活動で最後まで捕まらずに残っているのは、警戒心が強く、賢い猫ちゃんです。
手強い相手なので、エサやりさんのお力をお借りするしか
ありませんでした。

「2度と電話するな」と言われていましたが、ずうずうしくも連絡を取り、
奥様のほうに来て頂きました。
そして、奥様が缶詰を与え、ブラシで毛をすいているときに、えいやっと洗濯ネットで捕まえました。

（成猫の場合、一人ではかなり厳しいと思います。
1度目には逃げられてしまいました。2度目でやっと成功...
押さえる人とチャックを閉める人がいなくては難しいです。
奥さんの協力を得られて助かりました。）


これから雑木林の片づけを少しずつ進めて下さるそうです。
こちらでもお手伝いしますとお話しました。

モカちゃんに里親が決まったとご報告できてよかったです。
（奥様はモカちゃんを特別に可愛がられていましたから。）


シルバーの猫さんは姉妹猫のガイアにそっくり、もっと丸顔で可愛い容姿です。

時間をかければ人に慣れますから里親を探していくつもりです。

ひとりぼっちで林に残されていたこの最後の猫を保護できたことで、
おかめも安心して眠れます。










この場が二度と捨て猫スポットにされないよう、
モコさんがラミネート加工をして下さった避妊去勢呼びかけチラシと
捨猫防止ポスターを雑木林の樹木にワイヤーでくくりつけてきました。












避妊去勢手術には、なるべく2匹連れて行くように心がけています。


獣医さんのお手間を考えれば、1匹も2匹も準備は変わらない、それなら
2匹お願いするのが双方にとってよいのです、と
日本捨猫防止会の太田代表がアドバイス下さっているからです。


雑木林のシルバー捕獲と並行して、この日に取り組んだのがコンビニ駐車場のミケの保護。
この猫さんも、冬からずっと捕獲にトライしては失敗してきた利口な子です。

隣の飲食店の若旦那に協力してもらって、捕獲器を建物の脇に置かせてもらい、
数時間かけて安心させ、...ついに入りました、とのご報告を頂きました。

数ケ月かけた捕獲劇が幕を閉じようとしています。
この2箇所の現場に関わってきた者たちにとっては感慨深い一日となりました。



雑木林とコンビニの猫さんの件では、これまで多くの皆様にご心配おかけし、ご協力頂きまし
た。心より感謝申し上げます。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

数日後、病院から帰ってきたミケちゃん。

きれいなケージに移ってもらい、しばらく安静にして、抗生剤を入れたごはんを食べてもらいます。

あまり長く置くとストレスが溜まるので、お薬の終わるまでのほんの数日だけ、玄関に。











落ち着くように、布をかぶせておきます。







完了！